| 思っていたほど雪が降らなかった（というよりも一瞬しか降らなかった、もちろん積もることもなかった）ので、この週末久しぶりに子供たちと映画を観に行きました。自分は映画評論家でも何でもないので感想は一々述べませんが、発想力ないしは創造力の凄さにただただ脱帽するのみでした（子供たちはただ「あー、面白かった」だけでした」）。 話は飛びますが、自分が従事する医療業界では、一般的に必要とされる能力は状況に対する分析力と判断力であって、発想力や創造力はあまり必要とされません（あくまで個人的意見です）。プラスαの付加価値よりも病気や怪我で生じたマイナス分をいかに埋め合わせるか、もしくはそれ以上マイナスにならないようにどうやって維持するか、という観点が重要になります。一部のスポーツ科学や美容の領域は付加価値が重要だったりしますけど、普段の健康増進といったプラスαに関しては個人の努力や生活習慣に依存するので、そこに診療所が関与する機会はあまりありません。ただワクチン接種という医療行為は、抗体獲得というプラスαの付加価値を与え、感染拡大による経済的その他のマイナス分を補填しうる、数少ないプラスαの一般医療と考えています。その意味で今回の新型コロナに対する新型ワクチンは新しい発想力で創造された画期的な医療であって、そのワクチンが使用された日本や欧米と比較して、そのワクチンを使用できないでいる一部の国で現在COVID-19が猛烈に流行し死者数含めて大変な状況になっている現状をみると、その有効性は火を見るより明らかであり、やはり画期的です。世の中を引っ張っていく人というのは、やはり発想力・創造力が違うんだなー、と実感させられた次第です。 ちょっと変わった感想文になってしまいましたが、いい映画を作ってくれている新海誠さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。 映画『すずめの戸締まり』公式サイト |
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