真夏の休日当番 [2022/07/31(日)] |
本日は春日部市の休日当番担当でした。新型コロナウイルス感染症の第7波の真っ只中にあって、朝からパニック状態になるのかな、と身構えていましたがそれほどでもなく、結局日中だけで51人の患者さんがきて、うち発熱患者さんは37人、コロナ陽性者は23人でした。そうは言ってもやっぱりコロナの患者さんは多いです。38-39℃以上の高熱がでている患者さんも多くて結構辛そうでしたが、ぱっと見はインフルエンザのそれと見分けが付きません。特効薬が使えるか使えないかの違いはありますが、解熱鎮痛薬を服用していれば大体はなんとかなっているようです。以前のように数時間であれよあれよと重症化し人工呼吸器に繋がれる、という人はほとんどみられなくなりました。でも辛いことには違いはありません。 しかしながら夏に風邪がこんなに流行するとは単純に驚きです。医学部の授業では、そもそも風邪に関する授業は1時間もないんですが、なんとなく冬の寒い時期に、乾燥した環境でウイルス粒子が長時間空気中に残留し、弱った鼻やのどの粘膜で感染が成立し、だから主に冬に風邪が流行する、云々とかいう(自分の中での)常識は見事に覆されました。ウイルス感染が流行するにあたって、紫外線の量がどうのとか、湿度がどうのとか、といったことが言われることもありますが、そんなこととは関係なしに、単純にウイルスの感染力と人々の抗体保有率によって流行が左右されるだけなんだと、認識を新たにしました。何を今さら、って感じですが。 コロナの対応にもなんとなく慣れてきてますが、早くこの状況から脱したいと願わずにはいられません。 そういえば、小さい頃から「風邪は他人にうつせば治る」と言われていたんですが、そんな「常識」も最近はどこへいったのやら。 |
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(ちなみにうちのスタッフは、以前は検査でコロナ陽性の結果が判明すると慌てていましたが、最近では陽性と判明しても大して慌てず、逆にコロナ陰性と判明すると「なんで?手順間違えた?」と慌ててます。人間の慣れとは恐ろしいもんです。) |
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